Sunday, 13 May 2012

第20回日本近代仏教史研究会研究大会終了の御礼

 去る5月12日に青山学院大学で開催された第20回日本近代仏教史研究会研究大会が盛況のうちに終了した。ご来場いただいたみなさまに御礼申し上げます。
 今回は20回の記念大会だった。第2回から参加している立場としては大変感慨深い。
 個人発表はいつものようにエントリー制ではなく、運営委員会から依頼をした先生方にご報告いただいた特別プログラム。最先端の、あるいは重厚なご報告ばかりで、大いに刺激を受けた。
 また、「近代の仏教とキリスト教」をテーマにしたシンポでは、キリスト教から見た仏教を論じた芦名報告、仏教から見たキリスト教を対象に、アジアにおける仏教を論じた大谷報告、アメリカにおける仏教を論じた田中報告という役割分担に基づき、それぞれの報告がなされた。
 ディスカッションも活発で、この準備のために相応の時間を費やした身としては嬉しい限りだった(ただ、フロアを交えての議論がもう少しかみ合うとよかったのだが、それはないものねだり)。
 今回の個人発表とシンポの記録は、来年5月刊行予定の『近代仏教』20号に掲載予定なので、乞うご期待。
 以下、自分の報告の骨子。
                           
「プロテスタント仏教」概念を再考する

【1】問題の設定
1-1 「宗教家懇話会」という出来事
1-2 「プロテスタント仏教」概念への注目

【2】「プロテスタント仏教」概念とは何か?

【3】アジアと日本の仏教モダニズム
3-1 三重のプロテストの一般性?
3-2 「プロテスタント仏教」研究の制約?

【4】日本における「仏教とキリスト教」
4-1 「護法・護国・妨邪一体観」
4-2 日本の仏教モダニズムの方へ
4-3 日本の「プロテスタント仏教」

【5】若干の結論

 さて、明日より、教務と校務、ペーパーワーク、原稿の日々の再開である。

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Friday, 04 May 2012

鴨川の初夏

 5月を迎え、鴨川納涼床が始まった。京都は初夏を感じさせる季節である。

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 しかし、納涼床で優雅に連休を過ごすというわけにはいかず、連日、出勤し、仕事をする。嬉しくないことに皆勤賞である。
 学内はさすがに閑散としているのだが、通信課程のスクーリングがあるため、授業が行われている。そのため、図書館が開館しているので、調べ物をするにはとても助かる。
 ここ数日、(山積している書類仕事も行いつつ)文献の読み込みに没頭する。何とか方向性が見えてきたので、パズルのピースを一つ一つ組み合わせていくように、できるかぎり精緻に考察を積み重ねていきたい(複数の仕事を並行して行うことができればいいのだが)。
 結局、この連休は自宅と大学の往復で終わりそうだが、先日、何とか、京都市勧業館で開催中の「春の古書大即売会」に参戦。
 佛典研究会編『佛教論文總目録』(潮書房、1931年)と姉崎正治編『増補縮刷 樗牛全集』第四巻(博文館、1915年)、京都関係本を数冊、購入する。
 また、旧知の編集者、研究者の方々、そして新しく知り合った編集者、研究者の方々と三条京阪近くの居酒屋・伏見の二階で、美味しい料理を頂戴しながら、刺激的な議論をすることができたので、それもいい気分転換になった(Sさんに感謝)。
 今夏、納涼床でのんびりできる機会を楽しみにしつつ、仕事に励むことにしよう。

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Saturday, 28 April 2012

連休だけれども

 鴨川沿岸の木々の緑が川面に映える季節になった。
 昨日は、3回生ゼミと4回生ゼミの交流コンパを、三条大橋近くのこがんこ京都三条店で開催。3回生は、4回生から、ゼミ活動や就職活動に関する有益なアドバイスを聞くことができたようである。両回生とも、充実した一年となるよう、日々を自覚的に過ごしてほしい。
 
 さて、大学は連休に入ったが、原稿と学会の発表準備を抱えているため、出勤。
 今年度から学部の役職に就いたこともあり、また、学外の研究者との共同研究や複数の学会に関する業務も含めて、今月は書類作成に追われた日々だった。しかし、それも全てが終わらず、やはり、この連休中に対応しなければならず、なかなかに大変な日々である。
 しかし、連休中は授業がないので、集中的に諸々の仕事を行うことにしたい。

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「宗教と社会」学会第20回学術大会のお知らせ

 来る6月16~17日に長崎国際大学で「宗教と社会」学会第20回学術大会が開催されます。
 その二日目午後に第一会場で行われるテーマセッションに登壇します。

「社会参加を志向する宗教の比較研究―エンゲイジド・ブッディズム(社会参加仏教)を考える」

企画者:外川昌彦(広島大学)、大谷栄一(佛教大学)

趣旨説明:外川昌彦(広島大学)

発表者:舟橋健太(京都大学・研究員)
「近現代インドの仏教にみる『社会性』―B. R. アンベードカルの仏教解釈から現代インドの仏教改宗運動まで」

別所裕介(広島大学・助教)
「『アヒンサー』をめぐるストラグル―現代チベット仏教の社会参加をめぐる可能性と課題」

五十嵐真子(神戸学院大学)
「社会参加仏教として見た台湾・佛光山寺」

泉 経武(東京成徳大学・講師)
「『開発』に参画する仏教―タイ『開発の時代』と開発僧」

大谷栄一(佛教大学)
「近現代日本における仏教者の社会参加─妹尾義郎の仏教社会運動の試み」

コメンテーター:櫻井義秀(北海道大学)、奥山直司(高野山大学)

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Tuesday, 24 April 2012

第1回関西近代仏教研究会のお知らせ

日時:5月26日(土) 午後1時

場所:龍谷大学(大宮学舎)清風館 B101教室(地下1階)

内容:
近藤俊太郎(龍谷大学)「戦後親鸞論への道程―マルクス主義と「否定の論理」―」

岩田真美(龍谷大学)「幕末維新期における真宗護法論―近世から近代への仏教思想の展開―」 

コメント:福島栄寿(大谷大学)、司会:大谷栄一(佛教大学)

主催:新仏教研究会、近角常観研究

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Sunday, 22 April 2012

ベトナムからゼミ生たちが帰国しました

 4月16~18日にベトナムのフエ市で開催された第13回世界歴史都市会議に参加し、発表を終えたゼミ生たち(大谷ゼミ5名、清水ゼミ2名)が無事に帰国しました。
 帰国した翌日に研究室を訪れ、たくさんの思い出話を語ってくれました。彼ら、彼女らがベトナムでのことを語る表情は生き生きとしており、有意義な体験をしてきたことが、よくよくわかりました。
 お土産に、ベトナムのお菓子とお茶(蓮花茶)、そして仏像のミニチュア(リクエストしていたので)を頂戴し、嬉しい限りです。
 なお、発表の様子が、京都新聞のサイト(→こちら)に掲載されているので、ご覧ください。また、その体験記が、6月発行予定の学内広報誌『B-ism』にも掲載予定なので、発行され次第、お伝えします。
 ゼミ生たちは、就職活動と並行して、数ヶ月かけて、発表準備に取り組んできました。本当にお疲れさまでした!

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Friday, 13 April 2012

電子ジャーナル『宗教と社会貢献』第2巻第1号の刊行

 このたび、電子ジャーナル『宗教と社会貢献』第2巻第1号(2012-04)が刊行されました。
 以下のサイトで無料で読むことができます。
 http://ir.library.osaka-u.ac.jp/web/RSC/volume/rsc002_01.html
 

 私も編集委員を務めており、今号も読み応えがある論考が集まっていますので、お読みいただけると幸いです。

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Monday, 09 April 2012

「すべての僕が沸騰する 村山知義の宇宙」展へ

 ここ数週間、休みなく働いているので、昨日は休日とする。
 妻と二人で、京都国立近代美術館で開催中の「すべての僕が沸騰する 村山知義の宇宙」展を観に行く。
 マヴォについては、五十殿利治『日本のアヴァンギャルド芸術―“マヴォ”とその時代』(青土社、2001年)ですでに予習済みなのだが、今回の展示は、美術関係のみならず、パフォーマンス、演劇関係、建築関係、グラフィック関係、児童書関係等々、村山の活動の全体像を提示しようとした意欲的な内容で見ごたえがあった。
 『マヴォ』の現物(萩原恭次郎が『マヴォ』の編集に参加していたことを知った)、演劇「朝から夜中まで」の舞台装置模型、1930年代の左翼劇場のポスターなど、貴重なものを目にすることができ、また、目録も充実しており、得るものが多い鑑賞となった。
 その後は、知恩院~円山公園~ねねの道~八坂神社と歩き、桜見物。
 そして、先斗町のリーズナブルな居酒屋で鴨川を見ながら食事をして、帰路につく。

 明日から、いよいよ授業開始。集中的に諸々の仕事に取り組みたい。
 (写真は、円山公園内に咲く、祇園の夜桜として有名な「一重白彼岸枝垂桜」)

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Saturday, 07 April 2012

2012年度が始まった

 4月1日の入学式、4日の知恩院参拝(新入生全員参加の行事)、そしてオリエンテーションと、今週は新入生関連の行事が続いた。いよいよ来週から、授業も本格的に始まる。
 今年度から学部の役職についたため、各方面からの連絡が増えた。今年度は学内外の事務連絡への対応や会議参加が今まで以上に求められる日々になりそうである。

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Tuesday, 03 April 2012

ベトナムでの世界歴史都市会議でゼミ生たちが発表します

 数日前、ゼミ3期生(現在の4回生)が昨年(2011年)夏に実施した、京都の盆行事を対象とするフィールドワークの報告書『佛教大学社会学部現代社会学科2011年度大谷ゼミ調査報告書 京都の盆行事をフィールドワークする②』が無事に完成した。
 なお、この成果は、昨年12月9日にキャンパスプラザ京都で開催された公益財団法人コンソーシアム京都主催の「第7回政策系大学・大学院研究交流大会~京都から発信する都市政策~」で発表したことは、以前、このblogでも報告した。
 この発表が京都市に評価され、この4月16~18日にベトナムのフエ市で開催される第13回世界歴史都市会議にゼミ生たちが招待されることになった。公共政策学科の清水ゼミとの共同発表で、全7名(大谷ゼミ5名、清水ゼミ2名)が参加し、うち、3名が「歴史都市京都のライフスタイルの変化と歴史遺産」と題して、16日のユースフォーラムで京町家、大文字送り火、地蔵盆等の歴史遺産の保護と継承に関する発表を行う(使用言語は英語)。
 ゼミ生たちは、年明けから、その準備に勤しんできた。僕は校務等があり、ベトナムに行くことができないのだが、ゼミ生たちには発表のみならず、世界各国の大学生と交流するなど、有意義な体験をしてきてほしい。
 なお、ゼミでの調査と今回の国際会議のことを、『朝日新聞』関西版2012年4月2日夕刊の「こころ」欄で取り上げていただいた(記事をクリックすると、拡大します)。
 送り火、地蔵盆、千灯供養という地味な調査がこうした形で評価されたことは、誠にありがたく、あらためて関係各位に感謝申し上げたい。調査報告書は、後日、みなさまに寄贈させていただきます。

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