Friday, 27 January 2012

講演、司会、コメント

 浄土宗綜合研究所の『仏教福祉』14号(2011年11月30日)に「近代仏教史における仏教社会事業の位置づけ」が掲載されました。昨年2月14日に浄土宗東京宗務庁で行われた公開研究会の講演録と質疑応答の記録です。もう少しうまく話ができないものか、反省しきりですが、質疑応答は活発でした。

 『佛教大学綜合研究所報』no.33別冊(2011年12月25日)は、昨年7月1日に佛教大学常照ホールで開催されたシンポジウム「現代京都のくらしと宗教─異文化からのまなざしに応えて」の記録です。私はパネル討論の司会を務めました。

 2012年1月25日の『毎日新聞』大阪版の記事「脱原発 揺れる仏教界」(田辺佑介氏執筆)で、コメントしました。拙いコメントですが、記事は読みごたえがあります。

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Wednesday, 25 January 2012

五反田、大崎、荻窪

 秋学期の試験期間に入る。年度末が近いこともあり、ゲラが各方面から届く。
 さて、先週末は東京大崎の立正大学で会議があり、出席する。会議の前に五反田の南部古書会館に立ち寄り、即売展に参戦し、以下の2冊を購入。

 ○秋田雨雀『雨雀自伝』(新評論社、1953年)
 ○柏木隆法編『大逆事件の周辺─平民社地方同志の人びと』(論創社、1980年)

 会議終了後、荻窪のささま書店へ。

 ○柏木隆法『千本組始末記』(海燕書房、1992年)
 ○伊藤之雄『京都の近代と天皇』(千倉書房、2010年)
 ○斎藤勇『日本共産主義青年運動史』(三一書房、1980年)
 ○酒井哲哉『近代日本の国際秩序論』(岩波書店、2007年)

等を購入。
 「──大正のころ、アナキストの大杉栄と兄弟分の盃を交わした侠客がいた──おぼろげだが、私が昔読んだ本にこのような主旨のことが書かれたものがあったように記憶している」との魅力的な書き出しで始まる『千本組始末記』は、京都市右京区の千本三条で材木運送業を営んだ千本組荒虎親分、笹井三左衛門の三男として生まれた笹井末三郎(1901~69)の生涯を綿密な取材で明らかにしたルポルタージュ。力作。
 アナキズムといえば、「今日の現代芸術に至る日本の前衛芸術の歴史には、社会思想との関わりで問うならば、……アナキズムがずっと底流に流れていたのではないか」との仮説を提示し、それを小川芋銭、望月桂と黒耀会、三科、プロレタリア美術、シュルレアリスム、モダニズム建築、戦後の前衛芸術を分析する中で検討した足立元『前衛の遺伝子──アナキズムから戦後美術へ』(ブリュッケ、2012年1月)を新刊書店で購入。東京から京都に戻る列車の中で一気に通読。
 諸々のペーパーワークを丁寧に行いつつ、2月は原稿執筆強化月間としたい。

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Friday, 20 January 2012

宗教文化の教材研究会の告知

宗教文化の教材研究会で発表をします。
勤務先のゼミでのフィールドワークの試みを報告する予定です。
みなさまのご来場をお待ちしています。

日時:2012年2月26日(日)13時半~17時
場所:天理大学研究棟3階 第1会議室

【発表者】
猪瀬優理(龍谷大学)「「宗教社会学」を担当して――シラバスと実際の授業」
大谷栄一(佛教大学)「京都の盆行事をフィールドワークする」
小原克博(同志社大学)「宗教文化を伝えるための素材と技法――テキストからリッチメディアまで」

【コメンテーター】土屋博(北海道大学)

【司会】井上順孝(國學院大學)

主催:科学研究費補助金基盤研究(B)「宗教文化教育の教材に関する総合研究」
研究代表者:井上順孝(國學院大學)

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Monday, 16 January 2012

添削と校正

 先週から今週にかけて、3回生の調査報告書原稿の添削、4回生の卒業リポート集の版下原稿の添削、自分の原稿のゲラ校正に日々を費やす(ほかにいつくかの原稿執筆もあるのだが)。
 先週金曜日は、同志社大学で開催された京都コリア学コンソーシアム(仮称)準備委員会の研究会に参加。
 佛教大学の山本浄邦氏の「大韓帝国期光州における奥村兄妹の真宗布教・実業学校設立をめぐって」を拝聴。充実した内容の研究発表だった。論文化されるのを心待ちしたい。 
 なお、現在、研究室では、Steve ReichやTerry Rileyのミニマル・ミュージックを小さい音で流しながら仕事をしている。なぜReichやRileyなのかは、また、後日、述べたい。
 (写真は今月上旬のキャンパス内の風景)

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Wednesday, 11 January 2012

『佛教大学国際学術研究叢書2 仏教と平和』の刊行

120111_3 昨年末、第21回国際仏教文化学術会議実行委員会編『佛教大学国際学術研究叢書2 仏教と平和』(思文閣出版)が刊行された。
 これは、2009年に韓国の圓光大学で「仏教と平和」をテーマとして開催された第21回国際仏教文化学術会議の基調講演ならびに研究発表が収録されたもの。
 僕は、「戦争は罪悪か? ─20世紀初頭の日本仏教における非戦論」と題する報告を行い、それを論文化したものを寄稿している。日露戦争前後の仏教者の主戦論と非戦論、キリスト者と社会主義者の非戦論を検討し、「近代仏教と戦争・平和」の関係を問い直した論考である。
 なお、拙稿「近代仏教の形成と展開」が収録された末木文美士編『新アジア仏教史14 日本Ⅳ 近代国家と仏教』(佼成出版社、2011年3月)が重版となったとのことで、近代仏教研究に関する注目や需要が高まっているとするならば、ありがたいのだが。  

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Tuesday, 10 January 2012

宗文研へ

 昨日は、名古屋の南山宗教文化研究所にて、国際共同研究「宗教研究の国際化推進のための拠点形成と総合的な研究史調査」(代表:渡邉学先生)の2011年度第2回研究会が開催され、参加する。
 お世話になっている宗文研の先生方、そして共同研究者の先生方に新年のご挨拶をして席に着いた。宗文研らしく、海外からの研究者の先生も参加されており、国際色豊かなプロジェクトである。
 僕の研究分担は「近代仏教」セクションで、「近年の日本近代仏教史研究の動向」を報告させていただく。日本の近代仏教研究の海外発信に向け、プロジェクト・メンバーの一員として、プロジェクトに貢献できるよう、来年度以降も調査・研究に取り組みたいと思う。

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Sunday, 08 January 2012

ワーク・ライフ・バランス

 働きすぎは体に良くないことを以前、身をもって痛感したので、今日は休日とする。
 そして、久しぶりに自転車で、ガケ書房と恵文社一乗寺店へ(という行動が「休日らしい」過ごし方なのかどうかはさておき。だが、百萬遍の交差点を抜けて白川通りを自転車で走り、爽快だった)。なお、恵文社では「冬の古本市」を今日まで開催していた。
 以下、購入した文献。

 ○平戸廉吉『平戸廉吉詩集』(ほるぶ、1981年、原著1931年)
 ○寺山修司『暴力としての言語―詩論まで一〇〇キロ』(思潮社、1983年)
 ○今田洋三『江戸の本屋さん―近世文化の側面』(平凡社ライブラリー、2009年、原著1977年)
 ○坪内祐三『極私的東京名所案内』(彷徨舎、2005年)
 ○三好 銀『海辺へ行く道 冬』(エンターブレイン、2011年)
 ○天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ 新増補改訂版』(思潮社、1987年)
 ○平野威馬雄『伝円了』(草風社、1974年)

 ガケ書房から恵文社へ向かう途中、萩書房にも立ち寄る。高橋新吉のエッセイ、小野十三郎の詩論、スチルネル、辻潤訳『自我経』(改造社、1921年)など、心ひかれる本が多かったが、今回はパスする(『自我経』は、マックス・シュティルナー『唯一者とその所有』1844年の抄訳)。
 酒井隆史『通天閣』を読んで以来(大著なので通読はできていないのだが)、最近は小野十三郎に興味関心がある。いつかその詩集をじっくりと読みたいとは思うのだが。
 平戸廉吉は、マリネッティに影響を受け、1921年に日比谷の街頭で「日本未来派宣言運動 のリーフレットを捲いた詩人。
 未来派、ダダ、寺山と、アヴァンギャルド関係の本に縁ある一日となった。
 明日は、名古屋の南山宗教文化研究所にて研究会。

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Saturday, 07 January 2012

ゼミの新年会

 土曜日だが、仕事が山積しており、出勤。
 昨日はゼミの3回生と4回生合同の新年会を四条河原町で行う。4回生の出席者が少なく、残念だったが、和やかな雰囲気の中で、両回生や同回生同士の交流ができたようだったので、よかった。
 現在、4回生は卒業リポート集のための版下作成、3回生は調査報告書の原稿執筆に取り組んでおり、それらの作業が今月いっぱいは続く予定。
 とくに3回生の原稿執筆は佳境に入っている。自分が担当する原稿ができた時点で、僕に添付ファイルで送り、それを僕が細かく添削して返送するというプロセスをゼミ生たちと何度も繰り返している。ゼミ生も大変だが、こちらもそれなりの労力と時間を要する(昨年末はこの作業と4回生の卒業リポートの添削が重なった)。たしかに、両者にとって大変な作業なのだが、これを行うことで、確実にゼミ生の文章力が向上するので、今しばらくは根気強くつきたいと思う。
 そうした作業を行いながら、いくつかの原稿のゲラ校正、9日の研究会のためのレジュメ作成、さらには校務を行っていたら、あっという間に午後9時である。一昨年に体調を崩して以来、我が家では門限が8時と決まっている。今日は特別残業となったので、そろそろ帰宅しよう。

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Wednesday, 04 January 2012

仕事始め

 ソウルから東京へ。それぞれの実家を訪れ、新年の挨拶をして、京都へ戻る。
 勤務先の仕事始めは明日(5日)からなのだが、明日は1講時から3コマの授業があり、今日はその準備等々で出勤する。
 飛行機や列車の中では、太田修『朝鮮近現代史を歩く―京都からソウルへ』(思文閣、2009年)、開沼博『「フクシマ」論─原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社、2011年)、高田宏史『世俗と宗教のあいだ─チャールズ・テイラーの政治理論』(風行社、2011年)を読む。
 今年も忙しくなりそうなので、摂生を心がけ、教育と研究に尽力したいと思う。
 あらためて、みなさまには今年もよろしくお願い申し上げます。

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Sunday, 01 January 2012

恭賀新嬉

 旧年中は大変お世話になりました。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 みなさまの平穏を願いつつ。

 2012年 元旦 ソウルにて

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