Saturday, 13 July 2019

コンチキチンと新著

 祇園囃子のコンチキチン(のCD)が町中に流れる時期になった。
 京都は祇園祭の季節である。昨日、四条通りを通ったら、前祭の鉾建が行われていた。
 こうした年中行事によって、季節の移り変わりを体感できるのが、京都暮らしの良さである。

 さて、8月22日、新著『日蓮主義とはなんだったのか──近代日本の思想水脈』(講談社)が刊行される。
 本書の概要は、→こちらをご覧いただければと思う。担当編集者のYさんが力のこもった紹介文を書いてくださった。
 大学院に入学した1992年に日蓮主義の研究を始めてから、四半世紀以上が経った。本書は、前著『近代日本の日蓮主義運動』(法藏館、2001年)とその後の研究(妹尾義郎、石原莞爾、高山樗牛、宮沢賢治、井上日召等)をベースに書き下ろした作品である。私の日蓮主義研究の中間決算的な作品となった。
 完成まで五年を要し、いのちを削って書き上げた(というくらいの気持ち)。自らも刊行を楽しみにしたい。

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Sunday, 07 July 2019

ゲラとルーティーン

 あっという間に7月である。
 この数ヶ月、単著の校正にひたすら追われている(詳細は、情報が解禁となったら、お知らせしたい)。この土・日も出勤(土・日出勤が続く)。
 『近代仏教という視座──戦争・アジア・社会主義』(ぺりかん社、2012年)を上梓以降、編著・共編著・共著は毎年刊行しているのだが、なかなか単著が出せない状態が続いてきた。なので、今回は7年ぶりの単著となる(ほかにも同時に書き進めている単著もある。(-_-;))
 その校正作業だが、学期中は学務や校務でどうしても昼間に時間が取れない。また、夜から深夜に作業をするのも体力的に厳しくなっているので、以前から、切羽詰まった仕事がある時は、早朝に出勤している(それが最近は久しく続いている)。
 大学が開門する午前6時に出勤し(そのため、5時起き)、研究室に到着したら、パソコンを起動し、音楽をかける。お香を薫じ、一保堂の京番茶を淹れる。前日の夜に妻が作っておいてくれた朝食(おにぎらずか、サンドイッチか、調理パン)を食べてから、ゲラ校正に臨む。
 こうした生活パターンがルーティーン化している(しかし、これはこれで体力的に大変なので、もうそろそろ、こうしたルーティーンも終わりにしたい)。
 最近、早朝の仕事の際に愛聴しているのが、miho ota + tatsuro yokoyamaconcone2018年)。miho otaは聖歌隊CANTUSのリーダー(『Hodie』は名盤)。tatsuro yokoyamaはポーランドを拠点に活動するピアニスト。
 
このアルバムは、ヴォカリーズ(歌詞のない歌)とピアノで構成された本当にシンプルな作品集。「コンコーネ」は、 声楽家をめざす誰もが勉強する練習曲集とのこと(雨と休日のオンラインショップで購入)。仕事の妨げにならず、心平らかに作業に打ち込める。
 また、OKI(樺太アイヌの伝統弦楽器トンコリ奏者、音楽プロデューサー)がプロデュースしたMAREWREW(マレウレウ。アイヌの伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ヴォーカルグループ)の『もっといて、ひっそりね。』2012年)もよい。研究室でかけるほか、通勤の際にもipodで聴いている(頭脳警察やFrictionも聴いている)。
 京都は祇園祭のシーズンになった。よい本をみなさんにお届けできれば、と思う。そのために、今少し、ゲラ校正に励みたい。

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Tuesday, 04 June 2019

第27回日本近代仏教史研究会研究大会のシンポジウムに登壇

 先週末は、第27回日本近代仏教史研究会研究大会に出席するため、東洋大学へ。
 今年は発表者が25名(うち2名がキャンセル)を数え、3部会に分かれての開催(研究会史上、初めてのこと)。拝聴した個人発表はいずれもクオリティが高く、大いに勉強になり、刺激になった。
 私はシンポジウム「井上円了/哲学館/近代仏教」に登壇し、「「新しい仏教」とは何か──井上円了と哲学館系新仏教徒」を発表。質疑応答の時間がほとんどなかったのが悔やまれる。
 大会終了後も東京に残り、佼成図書館で資料収集したのち、帰洛。
 帰路の列車の中では、亀山光明氏(東北大学のオリオン・クラウタウ門下の院生)より頂戴した修士論文「近代日本における戒律復興運動の展開──釈雲照の思想と行動を中心として」を拝読する。
 釈雲照の思想とその戒律復興運動を事例として、近代日本仏教史におけるプラクティスをめぐる語りの変遷を検討し、ビリーフ/プラクティス概念の枠組みの妥当性を再検討した力作。本論は、「近代日本の宗教言説を実践面にまつわる語り方から逆照射する」ことを意図した論考でもあり、今後の研究の展開に大いに期待したい。

(シンポジウムの登壇者紹介の際、過分な紹介を頂戴したが、実際はアラフォー世代の研究に遅れぬよう、彼ら・彼女らの背中を追いかけているのが実情。新しいアラサー世代も登場しており、研鑽を積まねば)。

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Monday, 06 May 2019

5月の新緑

 新緑の季節である。
 連休前半は出勤。長い原稿を何とか脱稿し、編集者の方に送信。
 連休後半は少しのんびりし、静養に努める。足の調子は少しずつよくなっているが、まだ松葉づえが手放せず、通院している。完全な復調まではまだまだ時間がかかりそうだが、山積している仕事を着実に仕上げていかねば、と思う。

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Thursday, 04 April 2019

『ともに生きる仏教――お寺の社会活動最前線』の刊行

 骨折をしてから、1ヶ月以上が経った。
 この間、自宅療養に務めるものの、経過が思ったより芳しくないのが残念。新年度に入り、職場復帰はしたのだが、完治には今少し時間がかかりそうである。ここは焦らず、治療に向き合うことにしたい。
 これまで、たくさんの方々からお見舞いの言葉や手紙等を頂戴し、あらためて、この場をお借りして重ねて心よりの感謝を申し上げたい(誠にありがとうございました)。
 さて、本日(2019年4月4日)、編著『ともに生きる仏教――お寺の社会活動最前線』(ちくま新書)が刊行された。秋田光彦師、池口龍法師、猪瀬優理先生、大河内大博師、関正見師、曽田俊弘師、松島靖朗師との共著。
 本書が、一人でも多くの読者の元に届くことを念願す。

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Thursday, 07 March 2019

骨折する

 2月下旬、右足首を骨折する。
 出勤前に立ち寄ったコンビニの出口を出たところで、段差があることに気づかず、踏み外し、足をひねった。
 そのまま大学に出勤したものの、足の痛みがひどく、病院に行ったところ、骨折との診断。そのまま人生初の松葉杖生活となる。
 翌日から各方面に会議や出張、仕事のキャンセルの連絡をし、お詫びする。
 当然のことながら、日常生活は松葉杖が手放せず、日々の生活の不便さに呻吟する。自分の足で歩けないことがこれほどまでに大変だということを、身をもって体感する。珈琲を淹れても、それをテーブルに自分で運べないのである。
 また、通院するため、外を松葉杖で歩くのだが――日頃は気づかないもの――道路にわずかな凹凸あるだけで、それがスームスに松葉杖を操るための支障となることにも気づく。自分が生活弱者になって初めてわかったことがあり、その意味では、よい経験となっている。
 怪我をしてから、本当に多くの方々からお見舞いの言葉を頂戴し、それらが心に染み入った。そのご厚情に感じ入る(また、妻のケアとサポートに感謝しかない)。
 少しでも生活を便利にできないものかと、介護用品を探したところ、I Walk Free(ハンズフリー松葉杖)という商品を知り――高価だったが――非常事態であるもあるため、購入する。これは怪我をした足を折りたたんで載せる介護用品で、これを装着することで両手が自由に使えるようになり、確実に生活の質が向上した。
 現在、このI Walk Freeと松葉杖を併用して、生活している。その結果、生活が多少なりとも便利になったのだが、とはいっても普段とは違う姿勢で生活をしているため、数日前に腰を痛め、満身創痍の日々である。
 さて、通院する以外は基本的に自宅で療養しているのだが、これほど自宅に居続けるのは博士論文を執筆していた大学院生時代以来(20年ぶり?)のことである。ただ、休んではいても、どうしてもやらなくてはならない仕事(原稿)がある。しかし、体調不良であることや、手元に資料がないこともあり、仕事(原稿)がなかなか進まない。骨折した箇所が早く治るように、静養することを医師から指示されているだが、悩ましいところである。各方面に申し訳ないことではあるが、現状では休むことが優先となる。
 休むことで気づいたこともある。それは、これまでの生活への反省である。
 療養生活になったことで、これまでの忙しすぎる生活を見直す機会になっている。ケガをしたのも焦って大学に出勤しようとしたことが原因の一つなので、今後は仕事量を減らし、できる限りの身の丈に合ったライフスタイルにせねば、と思う。
 しばらくは回復に努める生活を過ごしたい。

(写真は怪我をする前に訪れた京都府南丹市の「かやぶきの里」美山の風景)
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Saturday, 23 February 2019

相変わらず、バタバタと

 2月の下旬である。
 試験の採点や校務、講演やゲラ校正、資料調査など、相変わらず、バタバタと過ごしている。
 また、ゼミ生が関わっている自主制作映画『今日も京と手、人には心』を観る。殺し屋を主役としたヒューマンドラマで、クオリティが高く、感じ入った。

 過日、送別会を開催。
 この4月から東京に活動拠点を移す3人の若手研究者を送りだすため、20数名が七条通烏丸東入ルのイタリアンレストランに集まる。
 終始、和やかで笑いに満ちた、楽しいひと時だった。
 二次会は深夜に及び、私も参加。数年ぶりに終電で帰宅した。
 3人の益々のご活躍を祈念する。

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Friday, 01 February 2019

第20回法華経・日蓮聖人・日蓮教団論研究セミナー終了の御礼

 去る1月31日、東京池上の日蓮宗宗務院で第20回法華経・日蓮聖人・日蓮教団論研究セミナーの公開講座「戦後日本における宗教者の平和運動―中濃教篤師の業績を中心として」が開催され、共同研究「戦後日本の宗教者平和運動のトランスナショナル・ヒストリー研究」(科研費・基盤研究B)のメンバー(戸田教敞氏、大谷、坂井田夕起子氏、永岡崇氏)が登壇。
  本共同研究では、この3年間、日蓮宗現代宗教研究所(現宗研)に所蔵されている日蓮宗僧侶・中濃教篤師(1924~2003)が残された資料整理に取り組んできました。
 中濃師は戦後日本の宗教者平和運動のキーパーソンの一人で、宗教者平和運動に関する膨大な一次資料を残されました方です。
 現宗研のご厚意により、その資料を私たち共同研究のメンバーと、現宗研の研究員の方々や大学院生によるワーキンググループのメンバーが整理させていただきました。
 その資料整理にもとづく成果の一端を、4人が発表。発表タイトルは、以下の通りです。

①「中濃教篤師の業績と資料概要」(戸田教敞)
②「起動する戦後日本の宗教者平和運動―中濃教篤資料と細井友晋資料の分析から」(大谷栄一)
③「中濃教篤と戦後の日中友好運動―日中仏教交流懇談会を中心に」(坂井田夕起子)
④「新宗教と平和運動―大本・人類愛善会の活動を事例に」(永岡崇)

 質疑応答及びディスカッションではいくつかの貴重な質問が寄せられ、また、中濃師と親交のあった日蓮宗僧侶の方々から中濃師のお人柄やそのご活動に関するお話しも伺うことができ、大変充実した公開講座になりました。
 公開講座の開催に際してお世話になりました関係者のみなさまに心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

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Saturday, 26 January 2019

誕生日

 昨日は誕生日だった。
 SNS上でたくさんの方々からお祝いのメッセージを頂戴し、恐縮の限りである。
  (京都に着任してから、ちょうど10年目を迎え、そのことも感慨深い。)
 昨日は4回生ゼミの卒業研究発表会を開催したのだが、(今年も)サプライズでゼミ生たちからお祝いをしてもらい、素敵なプレゼントも頂戴し、ただただ感激している。
 今年も忘れられない一日となった。
 みなさま、ありがとうございました。

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Monday, 21 January 2019

京都大原で3回ゼミ合宿

 先週末は、京都大原で3回生ゼミのゼミ合宿(1泊2日)。
 ゼミ生14名が参加し(1名欠席)、卒業リポート(いわゆる卒論)の構想発表会を行う。私のゼミでは社会調査をすることを条件に、テーマは何でもよいので、いつもヴァラエティに富んだテーマが取り上げられる(現代の大学生の関心を知ることができ、面白い)。
 宿泊先の大原山荘は大学から遠くない距離にあり、会議室があるので、ここ数年、お世話になっている。また、食事(夕食は地鶏の味噌鍋 )が美味で温泉もあるので、ありがたい。
 ゼミ生のみなさん、2日間、お疲れ様でした。

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